🕒 2022年03月19日(公開: 2022年03月19日)この記事は4分で読めます。
ISPO は世界最大級のスポーツ用品展示会で、1970年の開催から約50年の歴史をもっている。2020年の出展社数は約2500社、来場者数は世界150か国以上から8万人を超える。
毎年ドイツのミュンヘンで4日間に渡り開催される同展示会は、その影響力の高さから、現在は世界で最も注目をされているスポーツ展示会と言われている。
規模も大きく、会場の総面積は34万㎡をなっており、展示エリアも細かく分かれる。スノースポーツホール、アウトドアホール、テキスタイルホール。
これらはAホール、Bホール、Cホールとカテゴリー分けされており、ISPOでは合計16ホール使用される、まさに巨大展示会だ。
その中でも一際人気を博しているホールがA1、A2ホール、B1、B2ホールだ。この4つのホールはいわゆる大手メーカーや世界的ブランドが多いため人気ホールとなっており、ISPOに出展する企業は製品カテゴリーが合致していれば、この4ホールに出展することで企業の認知度を高める効果も期待できる。
日本からもSONYや豊田通商といったおなじみの企業をはじめ、約20社の日系企業が出展しており、今年の新規出展社情報も10月頃に発表される予定だ。
2021年1月31日から2月3日まで開催された「Ispo Munich」は、コロナの事情により、初めてミュンヘンの見本市会場にてデジタルイベントとして開催された。
ISPO主催者としては、最終消費者を巻き込んだ一大イベントにしたかったようだが、出展者・来場者ともに、例年のISPOに比べると約4分の1ということで予想を下回ったようだ。
しかしながら初めてのデジタル開催ということで、今後ISPOがデジタルで開催される場合には、この数字は最初のステップとしては決して悪い数字ではないだろう。
業界関係者によると、今後のISPOは例年通りリアル展示会を中心としながらも、数回に1度デジタル開催を挟みながらリアルとデジタルが融合した「ハイブリットな展示会」になる可能性が高いそう。今後の動向にも注目だ。
各社製品や企業紹介は公式HPで3月8日まで閲覧可能となっている。
弊社クライアントによると、今回のISPOのデジタル展示会はオンラインシステムの使い難さ、ビジターの流入の少なさなど、リアル展示会に比べると少し物足りないようであった。
通常は何千人というビジター・業界関係者と顔を合わせての営業や打ち合わせができる反面、今回は数件のMTGのみに留まったクライアントが大多数であった。
それでもリアル展示会に比べると、低コストでの出展、そして結果的に数件のアポイントを取り付けることができたという点においては、費用対効果はあったのかもしれない。
オンライン展示会では、実際に製品を手に取ることもできず、体で感じたりすることも出来ない。そのため、より多くのビジターを自社ページに呼び込むには、掲載される「写真のインパクト」、「興味をそそるタイトル」ほぼ全て決まってしまう。
今後のオンライン展示会において、各出展者はシステム上でどう自社企業をアピールしていくのか。トップページの写真、テキスト、動画をより魅力的に見せるのか、はたまたVRで見れるような3Dブースを作成するのか。ISPO以外の展示会でも課題になってくるだろう。
2022年のISPOはデジタルではなく、通常通りリアル会場での開催が予定されています。
アーリーバード(早期割引)での出展申請は期限がございますので、ご出展希望の企業様はお早めにご連絡ください。
ISPOはミュンヘン会場のほか、中国の北京、上海でも開催される。世界をリードする同スポーツ展示会は、今後もますます注目度が高まると予想される。
弊社はドイツのイベント会社で、世界の都市で多数運営実績がございます。日系企業様にも海外で勝てるブース企画〜現地設営をいたします。
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Article by Tusk Europe Team