🕒 2021年4月21日（公開: 2021年04月21日）この記事は4分で読めます。
OutDoorは、欧州におけるアウトドア業界の主要な展示会です。
2018年までドイツ最南端に位置するフリードリッヒスハーフェンとう街で毎年6月に開催されていたoutdoorですが、2019年度からはミュンヘンでも「Outdoor by ISPO」という展示会が開催されています。
OutDoor by ISPOは、スポーツ業界のリーダーである展示会ISPOの一部として誕生しました。新しく誕生したOutdoor by ISPOはコロナウイルスの影響で2020年の開催が中止された後、2021年に2度目の開催を予定しています。
現在は「Outdoor」という展示会と、「Outdoor by ISPO」という2つの展示会が年に1回ずつ開催される形となっています。
OutDoor by ISPOの展示会は、オープンなコンセプトと包括的な品揃えを誇ります。出展者・来場者ともにドイツ国外からの来場者が多く、商取引、ネットワーク、情報交換のための活発な国際的プラットフォームとなっています。
世界40カ国から21,000人の来場者と約1,000社の出展者が集まるこのイベントでは、220以上のカテゴリーが展示され、革新的な製品にはアワードが授与されることになっています。多くの出展者はこの展示会を特別なものと捉えており、他の展示会に参加する必要がない程、有意義なビジネスの場となっています。
OutDoor期間中は、毎年恒例のTrend ShowとOutDoorカンファレンスが開催されます。これらのフォーラムは毎回好評で、ディベートや展示トピックはアウトドア業界の幅広い分野をカバーしています。また、新技術や新素材についての討論は、常に業界の成長を促進する熱い話題になっています。
この展示会の特徴は、3つのセクションに分かれていることです。
「コア・アウトドア」は、業界の中で広く親しまれる製品や、長年に渡り人気な製品を対象としています。
「アウトドア・プラス」は、最新のトレンド製品や、急激に市場を伸ばしている製品を対象にしています。
そして「Xインダストリ」は、イノベーションに焦点を当てた製品を対象としています。
それぞれのセクションに特徴があり、展示製品も全く異なるので、各会場ごとに出展社・来場者の目的も変わってきます。セクションを意識しながら会場内を歩くことも大きな楽しみになるでしょう。
OutDoor は、有名アスリートや起業家、身体に関する専門家と実際にコンタクトをとれたり、直接ビジネスにつながるサポートプログラムが充実していることも魅力的です。
また、最も革新的で高品質な展示品にスポットを当てるOutstanding Outdoor Awardも開催されます。このアワードをきっかけにビジネスチャンスが広がることも、この展示会の魅力と言えるでしょう。
アンケートでは、80%以上の来場者が「outdoor展示会は非常に重要」と回答し、アウトドア業界の経済状況については、約半数が「好調」と回答しました。
また、出展社に対するアンケートでは、約90％が「今後もoutdoorに出展し続ける」と回答しています。
今後もアウトドア業界の市場は伸びると考えてられており、outdoorは今後も出展社・来場者ともに増加していくでしょう。
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Article by Tusk Europe Team
